エリコン2を買う前に交換用ジョイスティックを作成する

魔改造

先にスティックだけ買ってみる

ちょっと前に試しにエリコン2を購入してみたのだが、思い切りスティックが傾いた状態だったので即返品。2個目を買う前に対策を考える。

まずはジョイスティック部品(4個入)だけ購入。

これはすごい、写真だとちょっとわかりにくいが、この時点で半数のスティック部分が目視レベルで傾いている。設計仕様内と言われればそうなのかもしれないが、このまま使いたくはない。

とりあえず一個だけ分解して構造を観察

テンション調整用のシャフトもよく見るとテーパーがついており、無駄に非常に凝った作り。部品単体で見れば良い出来。でもシャフトが増えた影響でガタも増えている気もする。

1枚目の写真を眺めていると、軸が傾いているのはどうも板金部品とベースの樹脂部品が垂直に付いていないことが原因のように思える。
タクトスイッチを押さえる部分の板金が思い切り邪魔しているようにしか見えない。というかそのせいで白色の樹脂部品の方が負けて曲がってる。

機構部を曲げ直し

とりあえず色々曲げ直して(主にタクトスイッチ部分の板金と、樹脂を掴んでいる爪を微調整して)垂直になるように板金を調整しつつ組み立ててなんとか形になった。タクトスイッチ下の部分を曲げてたら樹脂にヒビが入ったりしたけど、ハンダ付けしちゃえば問題ないのでキニシナイ。

可変抵抗のチェック

次に可変抵抗を確認する。こちらはまぁ問題なし。ただし念のため抵抗値を測定しつつセンターを出して連結部分を微量のエポキシで固めておく(1軸のエポキシが半硬化してから次の軸を固定しないとズレるので注意)。

最初から中心がちゃんと出ていれば、後から補正する必要などないのです(タブン)。

完成

結果的に見た目はほとんど変化が無いが、大分調整が入っている。根本的なガタは改善できなかったが、ほぼセンターは出ている。エポキシで色々固めてしまってもう分解できないので、軸が劣化するたびにこの調整をして付け替えることになる。

これを新品のエリコン2のジョイスティックと交換すれば良い(まるで秋月電子の組み立てキットを作ってる気分)。しかしこの品質の部品を使っておいて定価1万9千円もするってどうなのよ・・・。もしかするとロットアウトした部品を回収して売ってるのかなぁ。

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